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【ご注意・免責事項】 本ページの情報は、一般的な医学知識の提供を目的としたものであり、特定の疾患の診断・治療を推奨するものではありません。症状や状態は個人によって大きく異なります。自己判断による診断・治療は思わぬ健康被害につながる場合がありますので、気になる症状がある場合は必ず医師にご相談ください。本ページの情報に基づく行動によって生じたいかなる損害についても、当院は責任を負いかねます。
ふくだあやレディースクリニック 婦人科診察室
Cervical Polyp

子宮頸管ポリープ

不正出血や性交後の出血で見つかることの多い、良性の腫瘤です。
多くは外来で対応できます。大阪市北区・南森町の婦人科でご相談ください。

こんにちは。ふくだあやレディースクリニック院長の福田綾です。

「下着に少し血がついていた」「性交のあとに出血した」「検診で子宮の入り口にポリープがあると言われた」——このようなきっかけで受診される方の中に、子宮頸管ポリープが見つかることがよくあります。

子宮頸管ポリープは、婦人科ではとてもよく出会う良性の腫瘤(できもの)で、その多くは外来での簡単な処置で対応できます。一方で、不正出血の原因が本当にポリープなのか、あるいは子宮頸がんなど別の病気が隠れていないかを確認することはとても大切です。「出血くらい大丈夫」と自己判断せず、一度きちんと調べてみましょう。不安なことは何でもお気軽にご相談くださいね。

What is a Cervical Polyp?

子宮頸管ポリープとは

子宮頸管ポリープとは、子宮の入り口である「子宮頸管」の粘膜が増殖して、やわらかい茎(くき)を持ったキノコのような形の腫瘤ができたものです。大きさは数ミリ程度の小さなものから、1〜2センチほどになるものまでさまざまで、赤〜赤紫色をしています。子宮の入り口から膣の方へ顔を出していることが多く、内診や膣鏡(クスコ)診で確認できることがあります。

子宮頸管ポリープの大部分は良性で、そのまま命に関わるような性質のものではありません。ただし、ごくまれに悪性(がん)が含まれていたり、見た目がポリープに似た別の病変であることもあるため、摘出したポリープは病理検査で確認することが基本です。また、同じように出血を起こす病気には子宮頸がんや子宮内膜の病気などもあり、「ポリープだから安心」と決めつけず、原因をきちんと調べることが大切です。

なお、子宮頸管ポリープは子宮の入り口(頸管)にできるもので、子宮の内側の粘膜(子宮内膜)にできる子宮内膜ポリープとはできる場所が異なります。症状が似ていることもありますので、どこにできているのかを含めて診察で確認します。

Symptoms

🔵 こんな症状ありませんか?

一つでも当てはまる方は、早めに婦人科を受診してみてください。無症状で検診時に見つかることも少なくありません。

  • ✅ 月経ではないタイミングで出血(不正出血)があった
  • ✅ 性交のあとに出血した(性交後出血・接触出血)
  • ✅ おりもの(帯下)の量が増えた
  • ✅ おりものに血が混じることがある
  • ✅ 少量の出血が続く・時々出血する
  • ✅ 閉経後なのに出血した
  • ✅ 自覚症状はないが、検診で「ポリープがある」と言われた
  • ✅ 排便やスポーツ、内診のあとに出血しやすい

子宮頸管ポリープは血管が豊富でもろいため、ちょっとした刺激で出血しやすいのが特徴です。「少しの出血だから」と様子を見てしまいがちですが、出血が続く・繰り返す場合は、体からのサインかもしれません。遠慮なくご相談くださいね。

Causes & Risk Factors

🟡 原因・できやすい方

子宮頸管ポリープがなぜできるのか、はっきりとした原因はまだ完全には解明されていません。一般的には、次のような要因が関係していると考えられています。

  • 慢性的な炎症:子宮頸管の慢性的な炎症(頸管炎)が刺激となり、粘膜が増殖してポリープができやすくなると考えられています
  • 女性ホルモン(エストロゲン)の影響:エストロゲンによる粘膜への刺激が関与すると考えられており、ホルモンの働きが盛んな年代でみられやすい傾向があります
  • 妊娠・出産の経験:妊娠中はホルモンの影響で発生・増大したり出血しやすくなることがあり、出産を経験した経産婦の方に比較的多くみられるとされています
  • 年代:おもに30〜50代の方でみられることが多い傾向がありますが、閉経後を含めどの年代でも起こりえます

これらはあくまで一般的な傾向であり、当てはまるからといって必ずできるわけではなく、当てはまらない方にできることもあります。ポリープができること自体は珍しくありませんので、過度に不安になる必要はありません。

Diagnosis

診断方法

子宮頸管ポリープは診察で見つかることが多い一方、出血の原因を正しく調べることが重要です。当院では以下の検査を組み合わせて診断します。

① 問診

出血のタイミング(月経との関係・性交後かどうか)、量や色、続いている期間、おりものの変化、妊娠の可能性、月経の状況、これまでの検診歴などをお聞きします。出血のパターンは原因を推測する大切な手がかりになります。

② 視診・内診

外陰部や膣の状態を確認し、内診で子宮・卵巣の状態を触診します。

③ 膣鏡(クスコ)診

膣鏡を用いて子宮の入り口(子宮膣部・頸管)を直接観察します。子宮頸管ポリープは、頸管から顔を出している赤みのある腫瘤として確認できることが多く、この診察で見つかることがよくあります。

④ 超音波(エコー)検査

経膣超音波で子宮や卵巣の状態、子宮内膜の厚みなどを確認します。出血の原因が頸管ポリープ以外(子宮内膜の病気など)にないかを調べる目的でも行います。

⑤ 子宮頸がん検診・組織診(必要に応じて)

不正出血や性交後出血は子宮頸がんの症状であることもあるため、子宮頸部の細胞診(子宮頸がん検診)を合わせて行うことがあります。また、摘出したポリープは病理組織検査に提出し、良性か悪性かを確認します。見た目だけで良悪性を確定することはできないため、この確認がとても大切です。

Treatment

🔵 治療法

大きさや症状、状態に応じて治療方針を決めます。多くは外来での処置で対応できます。

① 外来での摘除(捻除)【保険適用】

子宮頸管ポリープの多くは細い茎でつながっているため、膣鏡で確認しながら鉗子でポリープの根元をつかみ、ねじり取る(捻除する)ことで摘除できます。麻酔なしで短時間に終わることが多く、その場で処置が完了するケースも少なくありません。痛みの感じ方には個人差がありますが、一瞬の引っ張られる感覚や軽い痛み程度で済む方が多いです。

② 根部の処置・止血

摘除後は根元からの出血を確認し、必要に応じて止血の処置を行います。茎が太い・根が深い・出血が多いなどの場合は、無理にその場で取らず、日を改めて処置したり、より詳しい検査・処置を検討することがあります。状態によっては、電気メスや、より専門的な処置が適した場合もあります。

③ 病理組織検査

摘出したポリープは病理検査に提出し、良性か悪性かを顕微鏡で確認します。大部分は良性ですが、まれに悪性が含まれていることもあるため、この確認は省略せずに行います。結果は後日ご説明します。

④ 経過観察

無症状で偶然見つかった小さなポリープは、必ずしもすぐに摘除が必要とは限らず、経過観察を選ぶこともあります。方針は大きさ・症状・年齢・妊娠の有無などによって異なりますので、一人ひとりの状況に合わせてご相談しながら決めていきます。

再発について

頸管ポリープは摘除しても、同じ方に再びできることがあります。再発自体は珍しいことではありませんので、定期的な検診で経過をみていくことが大切です。

料金については料金ページをご参照ください。保険適用の可否や費用は、検査・処置の内容によって異なります。

Risk of Neglect

⚠️ 放置すると起こりうること

⚠️ 「良性のポリープだから」と自己判断で放置・様子見を続けると、次のようなことが起こりうるため注意が必要です。

  • 不正出血・性交後出血の持続:ポリープはもろく出血しやすいため、少量の出血が続いたり繰り返したりすることがあります
  • 貧血:出血が長く続くと、まれに貧血につながることがあります
  • おりものの増加・不快感:帯下が増えたり、血の混じったおりものが続くことがあります
  • 別の病気の見逃し:出血の原因を「ポリープだろう」と自己判断してしまうと、子宮頸がんや子宮内膜の病気など、別の原因を見逃す可能性があります。特に閉経後の出血は必ず原因を調べることが大切です
  • まれな悪性の見逃し:ごくまれにポリープに悪性が含まれることがあるため、摘除・病理検査による確認が重要です

過度に心配する必要はありませんが、「出血の原因をきちんと確認しておく」ことが安心につながります。気になる症状があれば、早めにご相談ください。

When to Visit

受診のタイミング

  • ✅ 月経以外の出血(不正出血)がある
  • ✅ 性交のあとに出血する
  • ✅ 閉経後に出血があった(必ず受診してください)
  • ✅ 血の混じったおりもの・おりものの増加が続く
  • ✅ 検診で「ポリープがある」と言われた
  • ✅ 妊娠中に出血があった(早めにご相談ください)
  • ✅ 少量でも出血が続く・繰り返す

特に、性交後出血や閉経後の出血は、原因を必ず確認しておきたい症状です。子宮頸管ポリープのことが多いものの、子宮頸がんなど別の原因のこともあるため、自己判断で放置しないことが大切です。不正出血については不正出血のページ、子宮頸がんについては子宮頸がん・HPVのページも合わせてご覧ください。定期的ながん検診もあわせておすすめしています。

FAQ

🟤 よくあるご質問

Q. 子宮頸管ポリープの摘除は痛いですか?
A. 多くの頸管ポリープは細い茎でつながっているため、外来で鉗子を使って根元をねじり取る(捻除)だけで処置が完了することが多く、麻酔なしでも短時間で終わります。痛みの感じ方には個人差がありますが、一瞬の引っ張られる感覚や軽い痛みで済む方が多いです。ポリープが太い・根が深い・出血が多いなどの場合は、日を改めて処置したり、より詳しい検査を行うことがあります。不安な方は遠慮なくお伝えくださいね。
Q. 子宮頸管ポリープは再発しますか?
A. 頸管ポリープは摘除しても、同じ方に再びできることがあります。もともとポリープができやすい体質・環境(慢性的な炎症やホルモンの影響など)が背景にある場合、別の場所に新しくできることもあります。再発自体は珍しいことではありませんので、定期的な検診で経過をみていくことが大切です。
Q. 子宮頸管ポリープはがんですか?
A. 子宮頸管ポリープの大部分は良性です。ただし、ごくまれに悪性(がん)が含まれていたり、見た目がポリープに似た別の病変であることもあります。そのため、摘出したポリープは病理組織検査で良性かどうかを確認します。また、出血の原因が本当にポリープなのか、子宮頸がんなど別の病気ではないかを確認するために、子宮頸がん検診などを合わせて行うことがあります。
Q. 妊娠中に子宮頸管ポリープが見つかりました。治療はできますか?
A. 妊娠中は頸管ポリープからの出血が起こりやすくなることがあります。多くは経過観察で問題ありませんが、出血を繰り返す場合などには状況に応じて処置を検討します。妊娠中の対応は時期や母体・胎児の状態によって慎重に判断する必要がありますので、自己判断せず必ず担当医にご相談ください。妊娠中の出血はほかの原因のこともあるため、早めの受診をお勧めします。
Q. 症状がない子宮頸管ポリープは放置してよいですか?
A. 無症状で偶然見つかった小さな頸管ポリープは、必ずしもすぐに摘除が必要とは限らず、経過観察となることもあります。ただし、出血の原因になっていたり、大きくなってきた場合や、悪性を否定したい場合には摘除をお勧めすることがあります。放置してよいかどうかは大きさ・症状・年齢などにより異なりますので、必ず医師にご相談ください。

Doctor's Message

院長より — 出血が気になっている方へ

「少しの出血だから、そのうち止まるだろう」「性交のあとに出血したけれど、恥ずかしくて言い出せない」——そんなふうに、出血のことを一人で抱え込んでいる方は少なくありません。

子宮頸管ポリープは、婦人科でとてもよく出会う良性のできもので、その多くは外来での短い処置で対応できます。過度に怖がる必要はありません。ただ、大切なのは「出血の原因をきちんと確認しておくこと」です。ポリープだと思っていた出血の背景に、別の病気が隠れていないかを確かめておくことで、安心して過ごしていただけます。

当院は女性医師による婦人科専門クリニックです。出血のことも、妊娠のご予定も、どうぞ安心してお話しください。「これくらいで受診してもいいのかな」ではなく、「気になったらすぐに来ていただける場所」でありたいと思っています。お気軽にご予約くださいね。

ふくだあやレディースクリニック 院長 福田 綾(産婦人科専門医)

Clinic Information

クリニック情報・アクセス・ご予約

ふくだあやレディースクリニック(本院)

院長 福田 綾(産婦人科専門医)

〒530-0038
大阪府大阪市北区紅梅町1-6 カザリーノビル1階

TEL:06-6354-0088

アクセス

  • 大阪メトロ 谷町線・堺筋線「南森町駅」4番出口より徒歩約4分
  • JR東西線「大阪天満宮駅」9番出口より徒歩約1分

診療内容(本院)

婦人科・妊婦健診・子宮頸がん検診・医療脱毛など。不正出血・性交後出血や子宮頸管ポリープの診断・処置は当院(本院)をご受診ください。

ご予約・お問い合わせ

WEB・LINE予約は24時間受付中。お待ちの時間を短縮できます。

料金については料金ページをご参照ください。

※ 本ページの内容は、日本産科婦人科学会ガイドライン・最新の医学的エビデンスに基づき、院長・福田綾が監修しています。個々の症状・治療については必ず医師にご相談ください。

最終更新:2026年7月9日 監修:院長 福田 綾(産婦人科専門医)
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