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【ご注意・免責事項】 本ページの情報は、一般的な医学知識の提供を目的としたものであり、特定の疾患の診断・治療を推奨するものではありません。症状や状態は個人によって大きく異なります。自己判断による診断・治療は思わぬ健康被害につながる場合がありますので、気になる症状がある場合は必ず医師にご相談ください。本ページの情報に基づく行動によって生じたいかなる損害についても、当院は責任を負いかねます。
ふくだあやレディースクリニック 婦人科診察室
Heavy Menstrual Bleeding

過多月経

経血量の多さ・血のかたまり、その出血には原因があるかもしれません。
大阪市北区・南森町の婦人科で、まずはご相談ください。

こんにちは。ふくだあやレディースクリニック院長の福田綾です。

「夜用ナプキンでも間に合わない」「レバーのような塊が出る」「生理のたびに貧血でフラフラする」——このような経血量のお悩みでご来院される方は、当院にもたくさんいらっしゃいます。

過多月経は「もともと量が多い体質だから」と見過ごされがちですが、その背景に子宮筋腫や子宮腺筋症などの病気が隠れていることが多く、長く続くとじわじわと貧血が進んでしまいます。今は体への負担が少ない治療法も増えていますので、我慢せず一度ご相談くださいね。このページでは過多月経について詳しく解説します。

What is Menorrhagia?

過多月経とは

過多月経とは、1回の月経における出血量が140mLを超える状態をいいます。ただし出血量を正確に測ることは難しいため、実際の診断では以下のような症状を目安にします。

  • 夜用ナプキンでも1〜2時間で交換が必要になる
  • レバーのような血のかたまり(血塊)が出る
  • 生理中に貧血症状(立ちくらみ・動悸・息切れ・倦怠感)がある
  • 生理が7日以上続く
  • 衣服や寝具が汚れてしまうほどの出血がある

過多月経は単なる「体質」ではなく、子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜ポリープなどの婦人科疾患が背景にあることが多く、長期にわたると鉄欠乏性貧血を引き起こします。早めの受診と適切な治療が大切です。

Causes

🟡 主な原因

① 子宮筋腫

子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、過多月経の最も多い原因のひとつです。特に子宮内腔に向かって発育する「粘膜下筋腫」は出血量を著しく増やします。詳しくは子宮筋腫のページをご覧ください。

② 子宮腺筋症

子宮内膜組織が子宮の筋層内に入り込む疾患で、強い月経痛と過多月経を同時に引き起こします。30〜40代に多く、年々症状が悪化する傾向があります。詳しくは子宮腺筋症のページをご覧ください。

③ 子宮内膜ポリープ

子宮内腔にできる良性のポリープで、過多月経や不正出血の原因となります。超音波検査で発見されることが多いです。

④ ホルモンバランスの乱れ

排卵障害やホルモン分泌の異常によって子宮内膜が過剰に増殖し、出血量が増えることがあります。思春期・更年期に多くみられます。

⑤ 血液凝固障害

まれに血液が固まりにくい疾患(フォン・ヴィレブランド病など)が原因となることもあります。

Anemia

過多月経による貧血への影響

過多月経が続くと、慢性的な鉄欠乏性貧血になりやすくなります。「なんとなくだるい」「疲れやすい」「集中できない」という症状も実は貧血が原因であることが多く、血液検査ではじめて気づく方も少なくありません。貧血は放置すると心臓や全身への負担にもつながります。

Diagnosis

診断方法

当院では以下の検査を組み合わせて、出血の原因と貧血の程度を評価します。

  • 問診:月経の量・期間・血塊の有無・貧血症状の確認
  • 経腟(経腹)超音波検査:子宮筋腫・腺筋症・ポリープの有無を確認
  • 血液検査:貧血(ヘモグロビン・フェリチン)・ホルモン値の確認
  • 子宮鏡検査:必要に応じてポリープや粘膜下筋腫を詳しく観察
  • MRI検査:筋腫・腺筋症の範囲・大きさを精密に評価する場合

Treatment

🔵 治療法

原因や症状の程度、妊娠のご希望に応じて、患者様に合った治療をご提案します。多くの場合、体への負担が少ない方法で改善できます。

① ミレーナ(IUS:子宮内黄体ホルモン放出システム)

子宮内に装着する小さな器具で、局所的にホルモンを放出し月経量を平均90%以上減少させる効果があります。過多月経・子宮腺筋症に対して保険適用で使用でき、最も効果的な治療法のひとつです。

② 低用量ピル(LEP)・黄体ホルモン製剤

子宮内膜を薄く保つことで出血量を減らします。月経困難症を合併している場合にも有効で、保険適用があります。

③ 鉄剤・貧血治療

貧血が確認された場合は、鉄剤(内服または点滴)による治療を並行して行います。

④ 子宮鏡手術

子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫がある場合、子宮鏡を用いてポリープや筋腫を切除する手術が有効です。必要な場合は連携施設をご紹介します。

⑤ GnRHアゴニスト(偽閉経療法)

手術前の準備や閉経が近い方に用いることがあります。一時的に女性ホルモンを低下させ、筋腫を小さくする効果があります。

When to Visit

受診のタイミング

  • ✅ 生理のたびに大きな血のかたまりが出る
  • ✅ 夜用ナプキンを頻繁に交換しなければならない
  • ✅ 生理中・生理後に貧血症状(立ちくらみ・動悸・息切れ)がある
  • ✅ 疲れやすい・顔色が悪いと言われる(慢性貧血の可能性)
  • ✅ 生理の量が年々増えてきた気がする

⚠️ 大量出血やひどい立ちくらみ・失神がある場合は、すぐにご連絡ください。

FAQ

🟤 よくあるご質問

Q. 生理の量が多いのは体質だと思っていましたが、受診が必要ですか?
A. 「生理の量が多い体質」と思っていても、実は子宮筋腫や子宮腺筋症が原因であることが多くあります。特に貧血症状がある場合は、一度検査を受けることをお勧めします。
Q. ミレーナは出産経験がなくても使えますか?
A. はい、使用できます。当院では未経産の方にも対応しています。装着時に痛みを感じる場合がありますが、ご不安な点はご相談ください。
Q. 貧血の治療だけしていれば大丈夫ですか?
A. 貧血の治療は重要ですが、過多月経の根本的な原因(子宮筋腫・腺筋症など)を治療しなければ貧血は繰り返されます。原因に応じた婦人科治療を並行して行うことが大切です。
Q. 手術が必要になりますか?
A. 多くの場合、薬物療法やミレーナで改善できます。ただし子宮筋腫が大きい場合や薬が効かない場合は手術が必要なこともあります。その際は連携施設へご紹介します。
Q. 閉経すれば自然に治りますか?
A. 閉経後は月経がなくなるため過多月経は解消されますが、閉経まで長期間を要する場合は貧血や生活の質低下が続きます。閉経を待たずに治療することで生活の質を大きく改善できます。

Doctor's Message

院長より — 受診をためらっている方へ

「生理の量が多いだけで病院に行くのは大げさかな」「毎月のことだから仕方ない」——そう思って我慢されている方がとても多いです。

でも、毎月の大量出血で貧血になり、仕事や子育て・日常生活がつらくなっているとしたら、それは決して「普通」ではありません。過多月経の多くは、原因を調べてミレーナやお薬でうまくコントロールできます。出血を減らせれば、貧血も改善し、体がぐっと楽になりますよ。

当院は女性医師による婦人科専門クリニックです。「こんなこと聞いていいのかな」という些細な疑問も、どうぞ遠慮なくおっしゃってください。患者様お一人おひとりのご希望に合わせて、一番負担の少ない方法を一緒に考えていきます。まずはお気軽にご予約くださいね。

ふくだあやレディースクリニック 院長 福田 綾(産婦人科専門医)

Clinic Information

クリニック情報・アクセス・ご予約

ふくだあやレディースクリニック(本院)

院長 福田 綾(産婦人科専門医)

〒530-0038
大阪府大阪市北区紅梅町1-6 カザリーノビル1階

TEL:06-6354-0088

アクセス

  • 大阪メトロ 谷町線・堺筋線「南森町駅」3番・5番出口より徒歩約3分
  • JR東西線「大阪天満宮駅」9番出口より徒歩約1分

診療内容(本院)

婦人科・妊婦健診・子宮頸がん検診・医療脱毛など。過多月経・貧血・婦人科疾患はこちらの本院をご受診ください。

ご予約・お問い合わせ

WEB・LINE予約は24時間受付中。お待ちの時間を短縮できます。

料金については料金ページをご参照ください。

※ 本ページの内容は、日本産科婦人科学会ガイドライン・最新の医学的エビデンスに基づき、院長・福田綾が監修しています。個々の症状・治療については必ず医師にご相談ください。

最終更新:2026年6月29日 監修:院長 福田 綾(産婦人科専門医)
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