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【ご注意・免責事項】 本ページの情報は、一般的な医学知識の提供を目的としたものであり、特定の疾患の診断・治療を推奨するものではありません。症状や状態は個人によって大きく異なります。自己判断による診断・治療は思わぬ健康被害につながる場合がありますので、気になる症状がある場合は必ず医師にご相談ください。本ページの情報に基づく行動によって生じたいかなる損害についても、当院は責任を負いかねます。
ふくだあやレディースクリニック 婦人科診察室
Uterine (Endometrial) Cancer

子宮体がん

不正出血、特に閉経後の出血は、子宮体がん(子宮内膜がん)のサインのことがあります。
大阪市北区・南森町の婦人科で、まずはご相談ください。

こんにちは。ふくだあやレディースクリニック院長の福田綾です。

「閉経したはずなのに出血があった」「生理ではないタイミングの出血が続いている」「水っぽいおりものや、血の混じったおりものが気になる」——このような症状でご来院される患者様が、当院にもいらっしゃいます。

子宮体がん(子宮内膜がん)は、近年日本で増えている婦人科がんです。「がん」と聞くと不安になられるかもしれませんが、子宮体がんは比較的早い段階から不正出血という気づきやすいサインが出やすく、症状に気づいて早めに受診すれば早期発見につながりやすいがんでもあります。このページでは、子宮体がんについて詳しく解説するとともに、当院での診療の流れもご紹介します。どうぞ最後まで読んでくださいね。

What is Endometrial Cancer?

子宮体がんとは

子宮体がん(子宮内膜がん)とは、子宮の内側を覆う子宮内膜から発生するがんです。子宮頸がんとは発生部位・原因・リスク因子が異なります。日本では近年増加傾向にあり、婦人科がんの中で最も多くなっています。50〜60代の閉経前後の女性に最も多く発症しますが、40代以下でも発症することがあります。

子宮体がんは比較的早期から不正出血・閉経後出血などの症状が現れるため、症状に気づいて受診した場合には早期発見につながりやすいがんです。早期(Ⅰ期)の5年生存率は90%以上と高く、早めの受診が重要です。

⚠️ 閉経後の出血は子宮体がんのサインである可能性があります。必ず婦人科を受診してください。

Symptoms

🔵 主な症状

  • 不正出血:最も多い症状。閉経後の出血・月経以外の出血は要注意
  • 閉経後出血:閉経後に出血がある場合は必ず受診を
  • おりものの異常:水っぽい・血が混じる・においがある
  • 下腹部痛・腰痛:進行例で現れることが多い
  • 排尿・排便障害:進行例

初期は無症状のこともありますが、不正出血という比較的わかりやすいサインが出やすいため、症状を見逃さず早めに受診することが大切です。気になる出血がある方は、どうぞお気軽にご相談くださいね。

Causes & Risk Factors

原因・リスク因子

子宮体がんの多くはエストロゲン(女性ホルモン)が子宮内膜を長期間刺激することで発生するタイプ(エストロゲン依存性・TypeⅠ)です。

  • 肥満:最大のリスク因子。脂肪組織でエストロゲンが産生されます
  • 未経産・不妊:妊娠・授乳によるエストロゲン低下の機会が少ない
  • 閉経が遅い・初経が早い:エストロゲンへの暴露期間が長い
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS):無排卵による黄体ホルモン不足
  • エストロゲン単独のホルモン補充療法:黄体ホルモンを併用しない場合
  • タモキシフェン服用歴:乳がん治療薬
  • 糖尿病・高血圧:肥満を介した間接的リスク
  • 家族歴(リンチ症候群):遺伝性の大腸がん・子宮体がんのリスクが高い遺伝疾患

Types

子宮体がんの種類

  • TypeⅠ(類内膜がん):全体の80%以上。エストロゲン依存性。比較的予後良好
  • TypeⅡ(漿液性がん・明細胞がん・がん肉腫など):エストロゲン非依存性。進行が速く予後不良なことが多い。痩せ型・高齢者にも発症

Diagnosis

診断方法

  • 経腟超音波検査:子宮内膜の厚さを確認します。閉経後に内膜が厚い場合は精密検査が必要です
  • 子宮内膜細胞診・組織診:子宮内腔から細胞・組織を採取して顕微鏡で調べます。確定診断に必要です
  • MRI・CT検査:がんの広がり・リンパ節転移・遠隔転移を評価します
  • 腫瘍マーカー(CA125):進行例で上昇することがあります

子宮体がん検診は子宮頸がん検診と異なり、自治体の定期検診には含まれていないことが多いです。リスク因子がある方・不正出血がある方は積極的に検査を受けることをお勧めします。がん検診とあわせてご検討ください。

Treatment

🔵 治療法

① 手術療法(標準治療)

子宮全摘術+両側付属器切除術(卵巣・卵管)が基本です。進行期によってはリンパ節郭清も行います。腹腔鏡手術・ロボット支援手術も広く行われています。

② 放射線療法

手術後の再発予防(補助療法)や手術が困難な場合に用いられます。

③ 化学療法

進行例・再発例に対して、カルボプラチン+パクリタキセルなどの抗がん剤が使用されます。

④ ホルモン療法(妊孕性温存)

若い女性で妊娠を強く希望する場合、ごく早期(IA期・類内膜がんGrade1)に限り、高用量黄体ホルモン療法による妊孕性温存治療が選択されることがあります。専門施設での厳重な管理が必要です。

When to Visit

受診のタイミング

  • 閉経後に出血がある(少量でも必ず受診)
  • 生理以外のタイミングで出血が続いている
  • おりものに血が混じる・水っぽいおりものが続く
  • 肥満・糖尿病・PCOSなどリスク因子がある
  • 家族に大腸がん・子宮体がんの方がいる(リンチ症候群の可能性)

「少量の出血だから様子をみよう」と思っていても、特に閉経後の出血は見過ごさないことが大切です。一つでも当てはまる方は、どうぞお気軽にご相談くださいね。気になる不正出血がある場合は、当院で超音波検査による評価ができます。

FAQ

🟤 よくあるご質問

Q. 子宮体がん検診は子宮頸がん検診と同じですか?
A. 異なります。子宮頸がん検診は頸部の細胞を採取しますが、子宮体がん検診は子宮の奥(内膜)から細胞を採取します。別々の検査であり、希望される場合は同時に受けることも可能です。
Q. 肥満だと子宮体がんになりやすいですか?
A. はい、肥満は子宮体がんの最大のリスク因子のひとつです。体重管理は子宮体がんの予防にもつながります。不正出血などの症状がある場合はリスクが高くなりますので早めに受診してください。
Q. 若くても子宮体がんになりますか?
A. 子宮体がんは50〜60代に多いですが、40代以下でも発症することがあります。肥満・PCOS・不妊などのリスク因子がある若い女性でも、不正出血があれば検査を受けることをお勧めします。
Q. 子宮体がんでも子宮を残せますか?
A. 標準治療は子宮全摘術ですが、ごく早期で妊娠を強く希望する場合に限り、ホルモン療法による妊孕性温存が検討されることがあります。ただし再発リスクがあり、専門施設での厳重な管理が必要です。
Q. ホルモン補充療法(HRT)をすると子宮体がんのリスクが上がりますか?
A. エストロゲン単独療法では子宮体がんのリスクが上昇します。そのため子宮がある方には黄体ホルモンを併用したHRTが行われます。適切に管理すればリスクを最小限にできますのでご安心ください。

Doctor's Message

院長より — 受診をためらっている方へ

「出血があったけれど、少しだけだったから大丈夫かな」「忙しくて、つい受診を後回しにしていた」——そういった声をよく聞きます。

子宮体がんは「がん」という言葉に不安を感じやすい病気ですが、不正出血という比較的わかりやすいサインが早い段階で出やすく、症状に気づいて早めに受診すれば早期発見につながりやすいがんでもあります。だからこそ、「いつもと違う出血」に気づいたときに、ためらわず一度きちんと調べておくことがとても大切なんです。

当院は女性医師による婦人科専門クリニックです。「こんなことで受診していいのかな」という些細なご不安も、どうぞ遠慮なくおっしゃってください。検査の結果、心配のないものであれば安心していただけますし、注意が必要なものであれば早めに専門施設と連携して手を打つことができます。一人で抱え込まず、まずはお気軽にご予約くださいね。

ふくだあやレディースクリニック 院長 福田 綾(産婦人科専門医)

Clinic Information

クリニック情報・アクセス・ご予約

ふくだあやレディースクリニック(本院)

院長 福田 綾(産婦人科専門医)

〒530-0038
大阪府大阪市北区紅梅町1-6 カザリーノビル1階

TEL:06-6354-0088

アクセス

  • 大阪メトロ 谷町線・堺筋線「南森町駅」4番出口より徒歩約4分
  • JR東西線「大阪天満宮駅」9番出口より徒歩約1分

診療内容(本院)

婦人科・妊婦健診・子宮頸がん検診・医療脱毛など。不正出血・閉経後出血などのご相談はこちらの本院をご受診ください。

ご予約・お問い合わせ

WEB・LINE予約は24時間受付中。お待ちの時間を短縮できます。

料金については料金ページをご参照ください。

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※ 本ページの内容は、日本産科婦人科学会ガイドライン・最新の医学的エビデンスに基づき、院長・福田綾が監修しています。個々の症状・治療については必ず医師にご相談ください。

最終更新:2026年6月29日 監修:院長 福田 綾(産婦人科専門医)
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