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大阪市のワクチン外来

ワクチン外来

Vaccine outpatient

ワクチン外来

子宮頸がんワクチン HPVワクチン・シルガード9が接種できます

1. シルガード9とは、どのようなワクチンですか?

HPV(ヒト・パピローマウイルス)の中で、6/11/16/18/31/33/45/52/58型をカバーし、子宮頸がんの原因となるHPV型の約90%をカバーするワクチンです。なお、子宮頸がんだけではなく、性病のコンジローマ、外陰がん、膣がんの予防効果も期待できます。

2. 9価ワクチンは、今までのワクチンとの違いは何ですか?

4価ワクチンは子宮頸がんの原因となるHPVの60-70%をカバーしていましたが、9価ワクチンは約90%をカバーし、子宮頸がんを約90%以上予防します。

3. どちらのHPVワクチンを接種したらよいですか?

当院では9価ワクチン シルガードをご準備しています。
9価ワクチン シルガードも2023年4月より定期接種化されました。対象者は無料で接種可能です。
★小学校6年生~高校1年生相当の女性
(注)平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性は、キャッチアップ接種とし接種可能です。

4. 何歳から打てますか? 接種スケジュールは?

対象者:9歳以上の女性です。
スケジュールは以下の通りです。

※1:1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。

5. どこに接種するのですか?

腕の肩に近い外側の部分(三角筋)が主に選ばれます。

6. 何歳まで接種できるのでしょうか。また、性交渉後はHPVワクチン接種は意味がないのでしょうか。

アメリカでは26歳まで、オーストラリアでは45歳までがワクチンの対象となっております。また、HPV再感染を防ぐ効果も期待でき、性交渉後の方も接種をお勧めします。

7. 接種希望の方は、WEB予約の初診もしくは婦人科予約の枠でご予約の上、ご受診くださいませ。電話・窓口予約でも対応しています。カウンセリングのみの受診も同様にご予約下さい。未成年の方は保護者の方と一緒にご受診くださいね。

子宮頸がんワクチン

シルガード9

大阪市に住民票がある小学校6年生から高校1年生の女性は公費接種のため無料です。
(注)平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性は、キャッチアップ接種とし無料で接種可能です。キャッチアップ接種は2026年3月までです。

1回接種費用 38,000円(税込)
2回分セット 75,000円(税込)
3回分セット 105,000円(税込)

※クレジットカードでのお支払いも可能です。
※セット価格のお支払い後、2回目以降接種されない場合にもご返金はお受けしておりません。また接種有効期限は初回接種より1年以内となります。

カウンセリング初回 3,000円

ワクチンの相談のみの場合でもカウンセリング料金が発生します。
※ワクチンを接種される方はカウンセリング料金は不要です。

RSウイルスワクチン
(アブリスボ)

2024年7月17日から開始

妊娠28~34週にママがワクチンを接種します

対象 妊娠24週~36週の妊婦さん(28週以降の接種がより効果的です)
料金 33,000円(税込)
持ち物 母子手帳
予約 WEB、TELもしくは妊婦健診の際に当院スタッフへお声掛けください。
問診票は来院時に記入してください
RSウイルス感染症について

RSウイルスは、ほぼすべての乳幼児が2歳までにかかるウイルスです。初夏から初冬にかけて流行し、発熱、咳、鼻水などの風邪のような症状が出ます。特に1歳未満の赤ちゃんがかかると、肺炎で入院することもあり、重症化しやすいです。新生児や生後6か月未満の赤ちゃんは特に注意が必要です。

RSウイルスワクチン(アブリスボ)について

アブリスボは、RSウイルス感染症の重症化を防ぐワクチンです。妊婦さんが接種することで、赤ちゃんに抗体が移り、生後数か月間、重症化のリスクを減らせます。副作用として接種部位の痛みや赤みがあることがありますが、早産のリスクや胎児への影響はありません。

生まれてから赤ちゃんに接種することはできないの?

アブリスボを赤ちゃんに接種することはできません。妊婦さん、60歳以上の方が対象です。

対象

妊娠28週から36週の妊婦さんが対象です(24週から接種可能ですが、28週以降の接種がより効果的です)。

帯状疱疹ワクチン開始しました

50歳以上の方は、帯状疱疹の予防目的で水痘ワクチンの接種できます。
接種料金は1回のみ 7700円(税込) 
★50歳以上の方が対象です

帯状疱疹という病気をご存じですか?

体の片側の一部にピリピリとした痛みがあらわれ、その部分に赤い発疹が出てきます。80歳までに約3人に1人が発症します。痛みは徐々に増していき、夜も眠れないほど激しい場合もあります。症状の多くは上半身にあらわれますが、顔や目、頭などにあらわれることもあります。
はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染するのは、子どものころ水ぼうそうとして発症します。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは脊髄から伸びる神経節にじっと潜んでいます。

健康で免疫が維持されている間は、水痘・帯状疱疹ウイルスの活動は抑えられ、病状を呈することはありませんが、加齢や疲労、ストレスなどにより免疫力が低下すると、ウイルスが再び活動を開始し、増殖したウイルスは、神経の流れに沿って神経節から移動、皮膚に達して、帯状に痛みや発疹が現れるようになります。

神経が損傷されることで、皮膚の症状が治った後も、痛みが残ることがあり、3か月以上痛みが続くものを帯状疱疹後神経痛(PHN)とよびます。PHNの痛みは、「刺すような痛み」や「焼けるような痛み」と表現され、数年にわたって痛みが改善されないこともあります。
50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割がPHNになるといわれています。特に高齢者ではリスクが高く、PHNを防ぐためにも帯状疱疹の予防が大切です。

帯状疱疹は頭部から顔面に症状がでることもあり、目や耳の神経が障害されると、めまいや耳鳴りといった合併症がみられることがあります。重症化すると、視力低下や失明、顔面神経麻痺など、重い後遺症が残る危険があります。

50歳になったら、ぜひ予防接種を。