INFO

NIPT・出生前診断をご検討の方は、向かいのひろつぐ出生前診断クリニック

専門サイトへ
【ご注意・免責事項】 本ページの情報は、一般的な医学知識の提供を目的としたものであり、特定の疾患の診断・治療を推奨するものではありません。症状や状態は個人によって大きく異なります。自己判断による診断・治療は思わぬ健康被害につながる場合がありますので、気になる症状がある場合は必ず医師にご相談ください。本ページの情報に基づく行動によって生じたいかなる損害についても、当院は責任を負いかねます。
ふくだあやレディースクリニック 婦人科診察室
Cervical Cancer Screening

子宮頸がん検診の正しい理解

「子宮がん検診を受けたから安心」——実はそれだけでは不十分かもしれません。
超音波検査もあわせて受けていただきたい理由をお話しします。

子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)で調べられるのは、子宮の入口の細胞だけです。その奥にある子宮体部や卵巣の病気の多くは、細胞診だけでは見つけられません。婦人科検診では、経腟超音波検査をあわせて受けていただくことをおすすめしています。

こんにちは。大阪・南森町のふくだあやレディースクリニック院長の福田綾です。

「子宮がん検診を受けたから、婦人科は安心」——診察室でよくお聞きする言葉です。でも実は、子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)だけでは、子宮や卵巣の病気の多くは見つけられません。今回は、婦人科検診で超音波検査もあわせて受けていただきたい理由をお話しします。

婦人科検診で超音波検査もあわせて受けていただきたい理由を説明するふくだあやレディースクリニック院長・福田綾

What Does It Check?

子宮頸がん検診で「調べているところ」はごく一部です

子宮頸部細胞診は、子宮の入口(子宮頸部)の細胞を採取して、がんや前がん病変がないかを調べる検査です。子宮頸がんの早期発見にはとても大切な検査で、これは間違いありません。

ただし、調べているのはあくまで子宮の入口の細胞だけ。その奥にある子宮の本体(子宮体部)や、左右の卵巣の状態は、細胞診ではまったく分からないのです。

内診台で子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)の細胞を採取する様子のイメージ

検査は1分ほどで終わります。痛みが少ないよう、ゼリーなどを使用して丁寧に行っていますので、どうぞご安心くださいね。

Ultrasound Findings

超音波検査で見つかる病気

経腟超音波検査を追加すると、細胞診ではわからない次のような病気を見つけることができます(詳しくは婦人科検診・経腟エコーでわかること)。

子宮の病気

  • 子宮筋腫
  • 子宮腺筋症
  • 子宮内膜ポリープ
  • 子宮内膜の異常な肥厚(子宮体がんのサインのことも)

卵巣の病気

  • 卵巣嚢腫
  • 卵巣腫瘍(良性・悪性)
  • 卵巣がん

そのほか

  • 子宮内膜症(卵巣チョコレート嚢胞など)
  • 骨盤内の炎症、卵管水腫

とくに卵巣は「沈黙の臓器」と呼ばれ、かなり大きくなるまで症状が出ないことも珍しくありません。定期的に画像で見ておくことが、いちばん確実な備えになります。

Accuracy

超音波検査は、思っている以上に「よく見える」検査です

経腟超音波検査は、婦人科の画像診断のなかでも精度の高い検査です。海外の研究でも、卵巣腫瘍が良性か悪性かの見分けにおいて、経験のある医師の超音波による評価は感度・特異度ともに90%前後という報告があります。子宮筋腫や子宮腺筋症の診断でも、高い精度が示されています。

経腟超音波検査は婦人科の画像診断のなかでも精度の高い検査であることを説明するイラスト

アメリカ産婦人科学会(ACOG)やアメリカ放射線学会(ACR)も、骨盤内のしこりが疑われるときの最初に選ぶべき画像検査として経腟超音波検査を推奨しています。特別な検査ではなく、婦人科診療の「基本」なのです。

Patient-Friendly

受けていただきやすい検査です

  • 早期発見につながる:症状が出る前の段階で見つかることが多くあります
  • 体にやさしい:放射線を使わず、痛みもほとんどありません
  • その場で結果が分かる:モニターの画像を一緒に見ながらご説明します
  • 短時間で終わります:数分程度の検査です

「痛そう」「怖い」と感じて迷っておられる方も多いのですが、当院では細めのプローブを使い、できるだけ負担の少ない形で行っています。ご不安があれば、遠慮なくお伝えください。

Recommended Combination

おすすめの組み合わせ

当院では、婦人科検診の際に子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)と経腟超音波検査をあわせて受けていただくことをおすすめしています。検診メニューの詳細は子宮・乳がん検診のページをご覧ください。

また、子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が関わる病気です。病気そのものについて詳しく知りたい方は子宮頸がん・HPVのページを、HPVワクチンをご検討の方はワクチン外来のページをあわせてご覧ください。

Summary

まとめ — 入口だけでなく、子宮と卵巣もまるごと

子宮頸がん検診は、子宮の入口を守る検査。超音波検査は、その奥にある子宮と卵巣を守る検査です。どちらか一方では、片手落ちになってしまいます。

年に一度、ご自身の体をまるごと確認する時間をつくってみませんか。当院では婦人科検診の際に経腟超音波検査もあわせておすすめしています。お気軽にご相談ください。

FAQ

🟤 よくあるご質問

Q. 子宮頸がん検診を受けていれば、子宮や卵巣の病気も分かりますか?
A. いいえ。子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)で調べているのは、子宮の入口(子宮頸部)の細胞だけです。その奥にある子宮の本体(子宮体部)や左右の卵巣の状態は、細胞診では分かりません。子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮内膜の異常などを確認するには、経腟超音波検査をあわせて受けていただくことが大切です。
Q. 子宮頸がん検診はどのような検査ですか?痛みや時間が心配です。
A. 子宮の入口(子宮頸部)の細胞を採取して、がんや前がん病変がないかを調べる検査です。検査自体は1分ほどで終わります。当院では痛みが少ないよう、ゼリーなどを使用して丁寧に行っていますので、ご不安な方も遠慮なくお声かけください。
Q. 経腟超音波検査では、どのような病気が見つかりますか?
A. 細胞診では分からない、子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜ポリープ・子宮内膜の異常な肥厚(子宮体がんのサインのことも)などの子宮の病気や、卵巣嚢腫・卵巣腫瘍(良性・悪性)・卵巣がんなどの卵巣の病気、子宮内膜症(卵巣チョコレート嚢胞など)、骨盤内の炎症・卵管水腫などを見つけることができます。とくに卵巣は「沈黙の臓器」と呼ばれ、かなり大きくなるまで症状が出ないことも珍しくありません。
Q. 経腟超音波検査は体に負担がありますか?
A. 放射線を使わず、痛みもほとんどない、体にやさしい検査です。数分程度で終わり、モニターの画像を一緒に見ながらその場で結果をご説明します。当院では細めのプローブを使い、できるだけ負担の少ない形で行っています。ご不安があれば、遠慮なくお伝えください。

Clinic Information

クリニック情報・アクセス・ご予約

ふくだあやレディースクリニック(本院)

院長 福田 綾(産婦人科専門医)

〒530-0038
大阪府大阪市北区紅梅町1-6 カザリーノビル1階

TEL:06-6354-0088

アクセス

  • 大阪メトロ 谷町線・堺筋線「南森町駅」3番・5番出口より徒歩約3分
  • JR東西線「大阪天満宮駅」9番出口より徒歩約1分

診療内容(本院)

婦人科・妊婦健診・子宮頸がん検診・乳がん検診など。子宮頸がん検診や経腟超音波検査をご希望の方は、当院(本院)をご受診ください。

ご予約・お問い合わせ

WEB・LINE予約は24時間受付中。お待ちの時間を短縮できます。

料金については料金ページをご参照ください。

※ 本ページの内容は、日本産科婦人科学会ガイドライン・最新の医学的エビデンスに基づき、院長・福田綾が監修しています。個々の症状・治療については必ず医師にご相談ください。

最終更新:2026年7月21日 監修:院長 福田 綾(産婦人科専門医)
LINE予約 WEB予約 問診