緊急避妊薬(アフターピル)
「どうしよう」と不安なとき、ひとりで抱え込まないで。
性交渉後はできるだけ早く、お電話または直接ご来院ください。大阪市北区・南森町の婦人科へ。
「避妊に失敗してしまった」「どうしたらいいか分からず不安」——そんなとき、ご自分を責める必要はまったくありません。緊急避妊薬は時間が経つほど効果が下がります。だからこそ、迷ったらまずお早めにお電話にてご相談、またはご来院ください。
当院は女性医師による婦人科クリニックです。プライバシーに十分配慮し、未成年の方や性被害を受けられた方にも、安心してご相談いただけるよう努めています。このページでは、当院で取り扱う緊急避妊薬について詳しくご説明します。
⏰ 緊急避妊薬は、性交渉後できるだけ早い服用が重要です。当院ではお電話でのご相談、または直接ご来院での受診となります(LINE・WEBでのご予約は対応しておりません)。
お電話:06-6354-0088
What is Emergency Contraception?
緊急避妊薬とは
緊急避妊薬(アフターピル・モーニングアフターピル)とは、避妊に失敗した場合や避妊を行わなかった性交渉の後に、妊娠を防ぐために服用する薬です。排卵の抑制・受精の阻害・着床の阻害などの機序によって妊娠を防ぎます。
緊急避妊薬は「緊急時」の避妊手段であり、通常の避妊法(低用量ピル・コンドームなど)の代わりになるものではありません。毎回の性交渉に対する確実な避妊をご希望の場合は、低用量ピルなどの継続的な避妊法をご検討ください。
Types
緊急避妊薬の種類と当院の取り扱い
① レボノルゲストレル錠(ノルレボなど)【性交渉後72時間以内】
黄体ホルモン(プロゲスチン)製剤で、性交渉後72時間(3日)以内に1錠服用します。現在、最も広く使用されている緊急避妊薬です。服用は早ければ早いほど効果が高くなります。副作用として吐き気・頭痛・不正出血などが現れることがあります。
② エラワン(ウリプリスタル酢酸エステル)【性交渉後120時間以内】
レボノルゲストレル錠では対応が難しい72時間を超えたケースでも、エラワンであれば性交渉後120時間(5日)以内まで服用が可能です。排卵直前のタイミングでも一定の効果が期待できるとされており、より幅広い状況に対応できる選択肢です。「72時間を過ぎてしまった」という場合でも諦めずにご相談ください。
エラワンとは(選択的プロゲステロン受容体調節薬・SPRM)
エラワンは選択的プロゲステロン受容体調節薬(SPRM)と呼ばれるお薬です。避妊をしなかった性交渉のあと、120時間(5日)以内に30mgを1回だけ服用します。働き方としては、排卵を抑える・遅らせることで妊娠の成立を防ぎます。排卵の直前に出る「LHサージ」というホルモンの高まりが始まったあとでも、卵胞が破れるのを遅らせる作用があるとされており、この点でレボノルゲストレルよりもタイミングの融通がききやすいとされています。
レボノルゲストレルとの違い
① 効果が落ちにくい時間の幅
レボノルゲストレルは時間が経つほど効果が下がっていくとされていますが、エラワンは120時間(5日)の間、有効性が大きく低下しにくいと報告されています。特に性交渉から72〜120時間の時期では、レボノルゲストレルより有効性が高いとするデータがあります。
② 体重・BMIの影響
レボノルゲストレルは体重が重い方で効果が下がりやすいことが知られています。エラワンはその影響が比較的少ないとされていますが、BMIが非常に高い場合には効果が低下する可能性も指摘されています。
服用後に気をつけていただきたいこと
- 服用後3時間以内に吐いてしまった場合は、追加の服用が必要になります。すぐにご連絡ください。
- エラワンは排卵後・着床後には効果がありません。すでに成立した妊娠を終わらせるお薬ではありません。
- 次の月経が1週間以上遅れるときは、妊娠検査をおすすめします。
- 緊急避妊は「万一のとき」の手段です。繰り返しの使用ではなく、低用量ピルなど継続的な避妊法(ピル外来)のご相談もあわせてどうぞ。
ピルの再開・開始のタイミングにご注意ください
ここがエラワン特有の注意点です。黄体ホルモンを含むお薬(低用量ピル、ミニピルなど)を同じ時期に使うと、エラワンの働きが弱まる可能性があります。そのため海外の添付文書では、服用後5日間はピルの開始・再開を避け、その間および再開後しばらくはコンドームなどのバリア法を使用することがすすめられています。
授乳中の方へ
授乳中の使用については、服用後一定時間(海外の添付文書では24時間)は授乳を控え、その間の母乳は破棄することがすすめられています。レボノルゲストレルより授乳への配慮が必要とされていますので、授乳中の方は必ず事前にお申し出ください。
エラワンのご使用にあたって(重要なお知らせ)
■ 未承認医薬品であること
エラワン(ウリプリスタール酢酸エステル)は、日本国内で医薬品としての承認を受けていません。医師の判断のもと、自由診療としてご提供しています。
■ 入手経路
医師の指示のもと、輸入代行業者を通じて入手しています。
■ 国内の承認医薬品等の有無
同一の有効成分を含む国内承認医薬品はありません。国内で承認されている緊急避妊薬としては、レボノルゲストレル製剤があります。
■ 諸外国における安全性等に係る情報
欧米をはじめとする複数の国で緊急避妊薬として承認・使用されています。ただし国内未承認医薬品であるため、万一健康被害が生じた場合も医薬品副作用被害救済制度の対象とはなりません。
当院での緊急避妊のご相談について
- 緊急避妊は早いほど選択肢が広がります。当日のご相談にも対応しています。
- 診察のうえ、レボノルゲストレル製剤とエラワンのどちらが適しているかをご相談します。
- ご予約はWEB・LINEから24時間受け付けています。お急ぎの場合はお電話でもご相談ください。
料金は下記の料金表をご覧ください。「こんなことで受診してもいいのかな」と迷われる方もいらっしゃいますが、時間が経つほど選択肢は限られていきます。迷われたら、まずはご連絡ください。
Cost
料金について(自由診療)
緊急避妊薬は保険適用外(自由診療)です。初診料・診察料・避妊指導を含んだ料金は以下の通りです。
| 薬剤 | 料金(初診料・避妊指導・診察料込) |
|---|---|
| レボノルゲストレル錠(ノルレボ) | ¥8,800 土日祝 +¥1,000 |
| エラワン(ウリプリスタル) | 平日 ¥9,900 土日祝 ¥10,900 |
※ 性被害を受けられた方は公費負担制度が利用できる場合があります。お気軽にご相談ください。
When to Use
こんな場合にご相談ください
- コンドームが破れた・外れた
- 避妊をしないまま性交渉があった
- 性的暴力(性被害)を受けた
- ピルの飲み忘れが続いた後に性交渉があった
After Taking
服用後の注意事項
- 服用後2〜3時間以内に嘔吐した場合は、避妊効果が低下している可能性があります。再服用についてご相談ください
- 服用後に不規則な出血が起こることがありますが、多くは問題ありません
- 次の月経が予定より1週間以上遅れる場合は妊娠検査薬を使用し、陽性の場合はご相談ください
- 緊急避妊薬はSTI(性感染症)を予防しません。感染リスクがある場合はSTI検査も受けてください
Over-the-Counter
薬局で購入できる緊急避妊薬について(2026年2月〜)
2026年2月2日より、要件を満たす一部の薬局・ドラッグストアで、処方箋なしにレボノルゲストレル製剤を購入できる制度が始まりました。日本で初めて、緊急避妊薬が要指導医薬品として市販されるようになったものです。休診日や夜間の選択肢が増えたことは、大きな変化だと考えています。
ただし、次の点にご注意ください。
- 販売しているのは、研修を修了した薬剤師が在籍する一部の薬局のみです。すべての薬局で購入できるわけではありません
- 薬剤師との対面での確認・説明が必要で、その場で服用します
- 服用されるご本人以外の方は購入できません
- お店によって在庫や対応時間が異なるため、来局前にお電話でご確認ください
取り扱いのある薬局は、大阪府や厚生労働省のホームページで一覧が公開されています。いざというときに慌てずにすむよう、ご自身の生活圏でどこが対応しているのかを、あらかじめ一度ご確認いただくことをおすすめします。
薬局等で要指導医薬品である緊急避妊薬が購入できるようになりました(大阪府)
薬局と当院、どちらを選べばよいですか
お急ぎで、かつ対応薬局がお近くにある場合は、薬局での購入も有力な選択肢です。一方で、次のような場合は医療機関へのご相談をおすすめします。
- 性交渉から72時間を過ぎている場合(薬局で購入できるのはレボノルゲストレル製剤のみです。当院では120時間以内が目安のエラワンもご案内しています)
- 持病やお薬があり、飲み合わせが心配な場合
- 今後の避妊についてもあわせて相談したい場合
- 性感染症の検査もあわせて希望される場合
※ 制度・取り扱い薬局の状況は変更される場合があります。最新の情報は各自治体・厚生労働省の公表資料をご確認ください。
How to Visit
受診方法について
緊急避妊薬のご相談・処方は、お電話でのご相談、または直接ご来院にて承っております。LINE・WEBでのご予約には対応しておりませんので、あらかじめご了承ください。
お電話番号:06-6354-0088
診療時間外の場合は、診療時間内に改めてお電話にてご相談ください。
Visit Flow
受診の流れ(お急ぎの方へ)
緊急避妊薬は服用が早いほど効果が高いとされています。お急ぎの場合の当日受診の流れは次の通りです。
- まずお電話ください:06-6354-0088。来院前にお電話いただくと、当日のご案内がスムーズです。
- ご来院・問診:プライバシーに配慮して対応いたします。
- 診察・処方:当日その場で処方が可能なよう、薬剤を院内にご用意しています。
- 服用後のフォロー:次の月経の確認方法や、今後の避妊方法(低用量ピルなど)についてもご案内します。
当院は第2・第4日曜日にも診療を行っています。診療時間外の場合は、診療時間内に改めてお電話ください。
FAQ
🟤 よくあるご質問
Clinic Information
クリニック情報・アクセス
ふくだあやレディースクリニック(本院)
院長 福田 綾(産婦人科専門医)
〒530-0038
大阪府大阪市北区紅梅町1-6 カザリーノビル1階
TEL:06-6354-0088
アクセス
- 大阪メトロ 谷町線・堺筋線「南森町駅」3番・5番出口より徒歩約3分
- JR東西線「大阪天満宮駅」9番出口より徒歩約1分
アフターピルのご相談・お問い合わせ
アフターピルはお電話または直接ご来院のみの対応です(LINE・WEBでのご予約には対応しておりません)。性交渉後は早いほど効果が高いため、できるだけ早くお電話ください。
料金については料金ページもご参照ください。
関連する診療・ページ
※ 本ページの内容は、日本産科婦人科学会ガイドライン・最新の医学的エビデンスに基づき、院長・福田綾が監修しています。個々の症状・治療については必ず医師にご相談ください。